インプラントに電動歯ブラシは使える? 正しいケアについて解説

記事更新日:2020年06月20日

電動歯ブラシ


1.導入

年々需要が増えているインプラント。これから検討している人や、すでに治療を受けたという人も多いのではないでしょうか?ですが、中には高額なインプラントを入れたのにもかかわらず、数年で使えなくなってしまう人もいます。

はやみ すずか

そこでこの記事では、インプラントを長く使うためのケア方法や、日常の中で気をつけるべき注意点などをお伝えいたします。

 

2.インプラントとは?インプラントのケアが必要な理由

はやみ すずか

インプラントのケア方法を知る前に、まずは「インプラントってどんなもの?」「どうしてケアが必要なの?」という基本についてお話しします。

インプラントとは?

インプラントとは、アゴの骨にチタン製のネジを埋め込み、それを土台にしてセラミックスなどの人口歯を固定する治療方法です。

歯を失ってしまった人でもまるで天然の歯があるようにものを噛むことができて、しかも見た目もごく自然です。さらに、入れ歯やブリッジのように前後の歯に負担をかけることもありません。

保険がきかないので治療費は数十万円〜数百万円になることもありますが、見た目と機能性のよさから多くの人がインプラントを選んでいます。

インプラントのケアが必要な理由

メリットの多いインプラントですが、せっかく高いお金をかけて治療をしても、数年で使えなくなってしまうことがあります。

その大きな原因のひとつは、インプラント歯周炎という病気です。
この病気はインプラントの周辺に歯垢が溜まり、その中の細菌によって引き起こされます。

インプラント歯周炎にかかると、まずはじめに歯ぐきの腫れや口臭などの初期症状があらわれます。それが進行すると、最悪の場合インプラントを固定しているアゴの骨が溶けてしまい、インプラントがグラグラになったり、抜け落ちてしまうことになるのです。

それを防ぐためには、クリニックの定期的なメンテナンスだけでなく、毎日のセルフケアが必要です。インプラント自体は虫歯にならないのでつい歯磨きなどのケアがおろそかになってしまいがちですが、せっかく入れたインプラントを守るためにも、この後ご紹介するメンテナンス方法をぜひ参考にして、抜かりなくケアをしていきましょう。

また、インプラント歯周炎にかかってしまう人の中には、もともと歯を失った原因が歯周病だという人も少なくありません。インプラントを入れる前にしっかり歯周病を完治させておかないと、口の中に残っている歯周病菌がインプラント歯周炎を引き起こすことも多いのです。

 

はやみ すずか

クリニックによっては高額なインプラント治療を早く進めたいばかりに、歯周病の治療をおろそかにすることもあるようなので、まずは口の中の状態をしっかり見てくれるクリニックを選ぶことも大切です。

 

3.インプラントの歯を磨くコツ

インプラントを守るためには、毎日の歯磨きがもっとも重要です。正しく磨くためにはどんなことを気をつけるべきなのか、3つのコツをご紹介しますね。

① 歯垢の溜まりやすい部分を念入りに磨く

しっかり歯磨きをしているつもりでも、歯ブラシの届きにくい部分には歯垢が溜まってしまいます。とくに、このような部分は磨き残しやすいので注意が必要です。

満充電までに必要な時間はどの電動歯ブラシも最大24時間。他のメーカーの電動歯ブラシに比べると長めの充電時間ですね。満充電後は最大で2週間~3週間ほど充電なしで使用可能です。

 

歯と歯ぐきのあいだ

歯と歯のあいだ

前歯の裏側

奥歯の噛み合わせ部分

はやみ すずか

高齢者や歯周病を経験している人は、歯と歯ぐきのあいだにある歯周ポケットと呼ばれるミゾが深く、そこに歯垢が溜まりがちです。柔らかめの歯ブラシを使って、斜め45度に傾けながら歯周ポケットの中の歯垢を搔き出すように磨くといいでしょう。

② 力を入れずに磨く

しっかり歯垢や汚れを落とそうとして、ゴシゴシ力を入れて磨くのはNGです。
デリケートな歯ぐきを痛めてしまったり、歯のエナメル質を傷つける原因になるので、やさしく丁寧に1本1本を磨きましょう。

どうしても力が入ってしまうという人は、歯ブラシの持ち方を変えてみるのも効果的です。
握るように持つのではなく、ペンを持つように指先を使って持つようにすると、余計な力が入りません。

③ ワンタフトブラシを使う

ワンタフトブラシとは、普通の歯ブラシと違い、細い筆のようなヘッドをしています。
細かい部分の歯垢をピンポイントで落とすことができるので、インプラントの根元などを磨くのに最適です。

ちなみに、ワンタフトブラシは単独で使うものではありません。通常の歯ブラシで全体を磨いたあと、仕上げ磨きとして使ってください。

 

はやみ すずか

お店でワンタフトブラシをなかなか見かけない人は、ネットで簡単に購入できますし、歯科クリニックで販売していることもあります。行きつけのクリニックに聞いてみるといいでしょう。

 

4.研磨剤入りの歯磨き粉は使っちゃダメ?

充医薬部外品の歯磨き粉の多くには研磨剤が使われていますが、インプラントを傷つける原因になるので避けましょう。

そもそも、研磨剤はザラザラした粒で歯についている汚れやステインを削り落とすためのものなので、歯のエナメル質を傷つけたり、歯ぐきを痛める原因になります。
インプラントを入れていない人でも、日常的に使うのは避けたほうがいいでしょう。

もし多少値段が高くなってもしっかりケアができる歯磨き粉を使いたいなら、医薬品のものがおすすめです。歯周病を予防できる歯磨き粉なども今は簡単に手に入るので、毎日のケアに取り入れるといいでしょう。

 

5.インプラントだと電動歯ブラシは使っちゃダメ?

セラミックのケアとして、電動歯ブラシを使うのは効果的です。
電動歯ブラシは手磨きよりも歯垢を除去する力が強いので、磨き残しを防いでくれます。

ただし歯垢除去力が高いものほどパワーも強いので、使い方には注意が必要です。
手磨きの時以上に優しい力で、歯に軽く当てるようにして磨きましょう。

今は、大手メーカの電動歯ブラシなら押し付け防止のセンサーがついていることが多いので、力加減が難しいという人はそういったものを使うのも良い方法です。

ただし、電動歯ブラシを使ったからといって完ぺきにケアができるわけではありません。これは普通の歯ブラシでも同じですが、歯と歯のあいだの歯垢を落とすには歯磨きだけでは不十分です。

 

はやみ すずか

歯間のケアにはフロスが最適なので、歯磨き後に1日1回はフロスでケアをするようにしましょう。面倒に感じるかもしれませんが、ほんの数分で完了することなのでそれほど負担にはなりません。習慣にしてしまえば自然とできるようになりますよ。

 

6.クリニックでの定期的なメンテナンスも重要

ここまで自宅でできるセルフケアについてお話ししましたが、インプラントを長く使っていきたいなら、クリニックでの定期的なメンテナンスも大切です。

歯磨きでは落としきれない歯垢をクリーニングしたり、歯周ポケットが深くなっていないか、インプラントがグラついていないかなどをプロに見てもらうことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

毎日のセルフケアとプロのメンテナンスをしっかりしていれば、インプラントは一生使えるものなので、面倒がらずにマメに通うようにしましょう。

 

はやみ すずか

メンテナンスの頻度は最低でも半年に1度、できれば3ヶ月に1度見てもらうといいでしょう。

 

7.まとめ

インプラントは、ケアを怠ると”インプラント歯周炎”などの病気が原因で使えなくなってしまうことがあります。それを防ぐためには歯垢を溜めないことが大切です。正しい歯磨きやフロスを毎日の習慣にしましょう。

ワンタフトブラシや電動歯ブラシなどのアイテムを使ってより効果的に歯垢を落とすのもおすすめです。
それに加えて定期的なプロのメンテナンスを受ければ、インプラントは一生でも使えるものです。

 

はやみ すずか

せっかく入れたインプラントをムダにしてしまわないよう、しっかりケアをしていきましょう。

 


はやみ すずか

元歯科衛生士の目線から見たオススメの電動歯ブラシをご紹介!
ぜひ、まだ手磨きの方や買い替えで電動歯ブラシの良さを体感してみてくださいね(^^)