歯並びが悪いと、歯と歯のあいだにすき間が空いていたり、歯が重なっていたりと磨きにくい部分が多くなります。
磨き残した歯垢が蓄積すると虫歯や歯周病の原因になるので、健康なお口のためにも毎日のケアは必須です。
歯並びのせいで歯磨きがしにくいと悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
電動歯ブラシは歯並びが悪い人にもおすすめ
電動歯ブラシは、手磨きよりもより多くの歯垢を落とす効果があるので、歯並びが悪い人の虫歯・歯周病予防におすすめです。
とくに大手メーカーから販売されている新しいモデルのものは、届きにくい部分の歯垢もしっかり落としてくれる機能が充実しています。
今まで磨き残しに悩んでいた人こそ満足できるはずですよ。
ただし、電動歯ブラシによってはただブルブル振動するだけのものもあるので、そういったものだとあまり効果は期待できないでしょう。
歯並びが悪い人の多くは歯が凹凸になりながら生えているので、引っ込んでいる歯や、重なっている歯の歯垢も逃さず落とすことができるものが最適です。
せっかく電動歯ブラシを購入するのなら、歯並びが悪い人でも使いやすいものを選びましょう。
歯並びが悪い人におすすめの電動歯ブラシをご紹介
では、実際にどんな電動歯ブラシがおすすめなのでしょうか?電動歯ブラシマニアの私が選んだ4つの商品を、おすすめポイントとともにご紹介します。
◯パナソニック ドルツ EW-DP53
小さめのヘッドで小回りがきく
ポイント磨きブラシつき
ブラシのサイズが選べる
パナソニックのドルツは、日本人の口の大きさに合わせた小さめのヘッドが特徴の電動歯ブラシです。
口の中で小回りがきくので、歯並びが悪い人でも角度を変えながらすみずみまで磨くことができますよ。
さらに、付属ブラシとしてポイント磨きブラシが付いてくるのも、歯並びが悪い人には大きなメリットです。
先端の細い小さなブラシが歯間や窪みにフィットして、磨き残しやすい部分の歯垢もしっかり搔き出します。今まで仕上げ磨き用のポイントブラシを別々に購入していた人も、この電動歯ブラシなら無料で付いてくるのでお得感がありますね。
それに加えて、付属の極細毛ブラシも大きめ・小さめの2種類からお好みのほうを選べるようになっています。
歯並びが悪い人はブラシが大きめだと細部が磨きにくいので、小さめを選べるのが嬉しいですね。
ドルツは、他の電動歯ブラシの中でも群を抜いて磨き残しを防ぐための工夫がされているので、今までの歯ブラシではイマイチすっきりできなかった・・という人におすすめです。

◯オムロン 音波式電動歯ブラシ HT-B304
すき間磨きブラシつき
コンパクトで軽い
電動歯ブラシ初心者にも使いやすい
この商品は、オムロンの電動歯ブラシの中でもスタンダードモデルになります。
まずおすすめしたい点は、4種類の替えブラシが付属品として無料で付いてくること。
その中のすき間磨きブラシを使えば、歯間などの細かな部分の歯垢をピンポイントで落とすことができます。
さらに、全長19.5cmとコンパクトなサイズで軽いので、女性でも握りやすく、手も疲れません。
パワー重視の電動歯ブラシは重くて使いにくい・・という人にもおすすめです。
機能はとてもシンプルで面倒な操作が必要なく、価格もリーズナブルなので気軽に購入できるのも嬉しいポイントです。
電動歯ブラシ初心者にもおすすめの商品ですよ。

◯ジーシー プリニア スマイル (MI-0004) 音波振動歯ブラシ
ワンタフトブラシつき
3つの選べるモードつき
プリニア スマイルの電動歯ブラシも、大手メーカーのものよりリーズナブルな価格ながらも、機能性はしっかりしています。
3種類のブラシが付属品として付いてきますが、その中のワンタフトブラシは細かな部分の仕上げ磨きに最適。
さらにパワフルな「Clean」、普段使いの「Normal」、振動のやさしい「S-soft」の3つのモードから最適な強さを選ぶことができます。
その他にもパワーコントロール機能やお知らせタイマーなど必要な機能はひととおり揃っているので、価格以上の満足度が感じられる商品です。

◯ブラウン オーラルB ジーニアス9000 モロッコデザイン
歯間用ブラシに付け替えられる
圧倒的な歯垢除去力
ブラウンの大きな特徴は、独自の丸型ブラシを採用していることです。
縦長のブラシと違い歯を1本1本包み込んで磨き上げるので、頑固な歯垢もしっかりこすり取ります。
手で磨いた場合と比較すると99.7%も歯垢除去力がアップするというデータもあるので、自宅で本格的なオーラルケアがしたいという人におすすめです。
さらに、別売りの歯間用ブラシに付け替えが可能なので、歯並びが悪い人のポイント磨きにも対応しています。
歯磨き後のツルツル感や爽快感を感じたい人におすすめの商品です。

歯並びが悪い人が気をつけたい歯磨きのポイント
歯並びが悪い人ほど、歯磨きにはコツが必要です。
電動歯ブラシでも基本のブラッシングが大切
手磨きよりも歯垢除去力の高い電動歯ブラシですが、使い方が悪ければ磨き残しは防げません。
ただ適当に当てていれば歯垢がすべて落とせるわけではないので、正しいブラッシングを意識しながら磨きましょう。
とくに、歯並びが悪い人は歯が重なっている部分や、引っ込んでいる歯、歯と歯のすき間が空いている部分に歯垢が溜まりやすくなっています。丁寧にブラシの先端を当てながら、1本1本磨いていきましょう。
もし基本的なブラッシング方法が分からない場合は、歯科医院でブラッシング指導を受けることをおすすめします。
正しい歯ブラシの当てかたや動かしかたをマスターするだけで、磨き残しがかなり防げますよ。
フロスや部分用歯ブラシを併用する
ご紹介した電動歯ブラシは、替えブラシとして部分用歯ブラシがあるものばかりですが、これは歯並びが悪い人にとって重要なポイントです。
大きなサイズのブラシでは、どれだけ丁寧に磨いても細かな部分に歯垢が残ってしまうので、仕上げ磨きとして部分用歯ブラシを使ってピンポイントで落としていきましょう。
さらに、それでも落ちにくい歯間の歯垢には、フロスでのケアが最適です。
フロスなら極細の糸がブラシの先が届かないキツい歯間にまで入り込み、歯垢や食べカスを残さずからめ取ることができます。
面倒に感じるかもしれませんが、歯を磨いたあとに部分用歯ブラシやフロスを使うと、意外にもたくさんの歯垢や食べカスが取れるので驚くはずですよ。
数年後のお口の健康のためにも、毎日しっかりケアをしていきましょう。
まとめ
部分用歯ブラシが付いていたり、コンパクトなヘッドのものならより磨き残しが防げるので、この記事でご紹介した商品を参考にして、自分にぴったりの電動歯ブラシを見つけてくださいね。
それにプラスして、フロスでのケアも習慣にすればより完ぺきなケアができます。磨き残しゼロを目指して、抜かりなくケアをしていきましょう。
ぜひ、まだ手磨きの方や買い替えで電動歯ブラシの良さを体感してみてくださいね(^^)