電動歯ブラシの機能や性能は、それぞれのメーカーによって特徴があります。
また、ヘッドの大きさや替えブラシの価格なども、購入する前に知っておきたいポイントですね。
そこで、この記事では現在電動歯ブラシ市場で大きなシェアを占めている大手4社の特徴を分かりやすくまとめました。
さらに、今までさまざまな電動歯ブラシを使ってきた私が選ぶ、目的別のおすすめメーカーもご紹介します。
これから電動歯ブラシを購入する予定がある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
各メーカーの特徴
まずは、大手4社(ブラウン・パナソニック・フィリップス・オムロン)のベーシックモデルからハイスペックモデルの特徴を表にして比較してみました。
大手4社の商品特徴
メーカー名 | 企業の本拠 | 価格 | 替えブラシの価格(1本あたり) | 保証期間 | 歯垢除去力 | ヘッドの大きさ | 洗浄方法 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ブラウン | ドイツ | 10,000円代〜20,000円代〜 | 800円〜1,200円 | 1年 | かなり高い | 普通 | 回転式 |
パナソニック | 日本 | 10,000円代〜20,000円代〜 | 600円〜1,500円 | 1年 | 高い | 小さめ | 音波式 |
フィリップス | オランダ | 10,000円代〜30,000円代〜 | 1,200円〜2,000円 | 2年 | 高い | 大きめ | 音波式 |
オムロン | 日本 | 5,000円代〜10,000円代〜 | 200円〜800円 | 1年 | やや高い | 普通 | 音波式 |
このように、価格帯から洗浄方法までそれぞれのメーカーによって違いがあります。
もう少し詳しく知るために、各メーカーの特徴やこだわりを解説していきます。
◯ブラウン
ブラウンの電動歯ブラシは、独自の丸型ブラシが大きな特徴です。
磨き上がりの爽快感は他のメーカーと比べてもダントツに高いので、ブラウンを長く愛用している電動歯ブラシユーザーも多いようです。
本体の価格帯は大手メーカの中では平均的ですが、替えブラシが比較的リーズナブルなので、長く使いやすいでしょう。
◯パナソニック
パナソニックは、日本人の口の大きさに合わせてヘッドを小さめにつくっているので、歯の1本1本を丁寧に磨くことができます。
価格帯は、大手メーカーの中では平均的か、ややリーズナブルといったところです。大手メーカーの電動歯ブラシを使ってみたいけど、高価なものには手を出しにくいという人でも購入しやすいでしょう。
◯フィリップス
フィリップスの電動歯ブラシは、本体や替えブラシがやや高額ながらも、音波式の商品のなかではトップクラスの性能を誇っています。
歯垢除去力が高いのはもちろん、ハイスペックモデルには磨き残しを防ぐためのアプリ機能が搭載されているので、価格に見合った効果が期待できるでしょう。
◯オムロン
オムロンの電動歯ブラシは、コストパフォーマンスの良さが大きな魅力です。
本体価格は10,000円以下の商品が多く、替えブラシもかなり低価格です。
この価格の電動歯ブラシは、ただ振動するだけで歯垢除去力が低いものも多いですが、オムロンは音波式で届きにくい部分の歯垢もしっかり除去できます。
目的別おすすめのメーカー
それぞれのメーカーの特徴は分かったけれど、自分にはどれが向いているの?と迷っている人のために、目的別のおすすめメーカーと商品をご紹介します。
◯歯垢を徹底的に除去したいならブラウン
ブラウンのオーラルBシリーズは、手磨きと違うツルツル感を味わいたい人や、歯垢除去力にこだわりたい人におすすめです。
ブラウンが採用している回転式は丸型ブラシが歯の1本1本を包み込んで歯垢をこすり落とすので、手磨きと比べて99.7%も歯垢を除去する力がアップします。
フィリップスのソニッケアーと比較しても、オーラルBの方が22%も多くの歯垢を落としたという実験結果があるので、歯垢除去力で電動歯ブラシを選びたい人はブラウンを選んで間違いないでしょう。
ジーニアス9000 モロッコデザイン
圧倒的な歯垢除去力と、歯ぐきへの優しさを両立したハイスペックモデル。
約0.01mm の極細毛ブラシが、歯と歯のすき間や歯ぐきのキワに自然にフィットし、優しく歯垢を除去します。
押し付け防止センサーつき
磨きグセを改善するポジション検知機能つき
選べる6つのモード
トラベルケースつき

歯ぐきケアと使いやすさならパナソニック
パナソニックのドルツシリーズは、音波式を採用しているので回転式よりはパワーが弱くなりますが、そのぶん歯ぐきが弱い人でも安心して使えます。
優しい音波水流と極細毛ブラシが歯周ポケットの中の歯垢まで落としてくれるので、約3日間で歯ぐきの健康を促進するというデータもあります。
さらに、他のメーカーよりも小さめにつくられたヘッドは、口の中が小さい女性でも無理なく磨くことができます。振動も控えめなので、使いやすさにこだわりたい人も満足できるでしょう。
パナソニックのポケットドルツ EW-DS1C
ポーチにすっぽり入るコンパクトなサイズの人気モデル。
おしゃれなデザインで振動音も控えめなので、外出先でも人目を気にせずに使えます。
舌表面の汚れも優しく除去する舌ブラシつき
長い爪でも使いやすい回転式スイッチ
充電式電池も使えて便利
全長14.5cmのコンパクトサイズ

より完ぺきなブラッシングを目指すならフィリップス
フィリップスのソニックケアーシリーズは、機能の多彩さが魅力です。
とくにハイスペックモデルにはブラッシング技術を向上させるアプリが搭載されているので、より完ぺきなオーラルケアが実現できます。
電動歯ブラシと連動するアプリ機能はブラウンのハイスペックモデルにも搭載されていますが、ソニックケアーのアプリは磨き残しをチェックするだけでなく、ブラッシングの力加減や時間・回数・ヘッドの使用具合まで細かくレポートで配信してくれます。
自分のブラッシングの問題点をより詳細に知ることができるでしょう。
フィリップスのエキスパートクリーン HX9662/06
毎分31,000回の音波水流で歯間などの汚れも徹底除去。手磨きの約10倍の歯垢除去力を実現しました。
多彩な機能で毎日の歯磨きをエキスパートレベルに。
歯磨きの改善点をお知らせしてくれるアプリつき
押し付け防止センサーつき
選べる4つのモード
トラベルケースつき

◯コストパフォーマンスの良さならオムロン
オムロンの電動歯ブラシは、他の3つのメーカーと比べて圧倒的に価格が安いことが魅力です。
本体価格はもちろん、替えブラシも1本あたり1,000円以下のものがほとんどなので、金銭的に負担にならずに続けられるでしょう。
さらに、ただ安いだけでなくベーシックな機能はしっかり備えていて、歯垢除去力も手磨きの5倍と、性能にもこだわりを感じます。替えブラシの種類も豊富なので、ホワイトニングや歯間ケアなど、目的に合わせて選べます。まずはお試しで電動歯ブラシを使っていたい人や、価格以上の満足度が欲しい人におすすめです。
オムロンの音波式電動歯ブラシ HT-B315
オムロン独自の11°に屈曲した独自ヘッドが、奥歯の奥までしっかり届くハイスペックモデル。
コンパクトで軽いので、女性でもストレス無く使えます。
3種類のブラッシングモードつき
歯みがき時間ナビタイマー搭載
携帯ケースつき

まとめ
どのメーカーの電動歯ブラシを選ぶかによって、性能や機能・コストパフォーマンスなどが違うので、自分に合っているものはどれか?を知ることが大切です。
電動歯ブラシを初めて使う人なら、気になるメーカーのベーシックモデルから試してみてもいいでしょう。
この記事を参考にして、自分にぴったりの電動歯ブラシを見つけてくださいね。
ぜひ、まだ手磨きの方や買い替えで電動歯ブラシの良さを体感してみてくださいね(^^)