電動歯ブラシを使ってみたいけれど、
「何万円もするハイスペックモデルには手が出せない…」という人も多いですよね。
高価なイメージがある電動歯ブラシですが、
今は1万円以下でもしっかり磨ける品質のいい商品がたくさんあります。
元歯科衛生士の私が選ぶコスパのいい電動歯ブラシと、
その選び方をご紹介します。
1.コスパのいい電動歯ブラシの選び方
コスパがいい電動歯ブラシ=単純に本体価格が安いものではありません。
安いものを買っても結局満足できなければ意味がないので、しっかりスペックを確認してから選びましょう。
ここでは、最低限チェックしておきたい項目についてお話しします。
替えブラシの価格
コスパのいい電動歯ブラシを選ぶ時にまず確認しておきたいのは、替えブラシの価格です。
一般的な電動歯ブラシは3ヶ月おきに先端のブラシを交換するので、これが高いと使い続けるのがなかなか大変です。
替えブラシの価格はまさにピンキリで、安いものだと100円程度、高いものは1,000円以上します。
本体価格が多少安くても、替えブラシが高いと長期的にはコスパが悪くなってしまうことがあるので、しっかり考慮して選びましょう。
付属品の充実度
電動歯ブラシの中には、数種類の替えブラシがすでに付属品として付いてくるものがあります。
無料で一通りの替えブラシを使えるので、気に入ったものだけ新しく購入すれば余計な出費をおさえられます。
その他、持ち運び用のケースやキャップが付いているものなどがあるので、
自分にとってお得感のある付属品が付いているかもチェックしましょう。
機能
1万円以下のベーシックな電動歯ブラシでも、便利な機能が搭載されている商品が増えています。
例えば、
・歯ぐきに強い圧がかかるとセンサーが鳴るもの
・磨きかたのモードが選べるもの、
・磨きすぎを防ぐためのタイマーが付いているもの
など、その種類はさまざまです。
中にはスマートフォンと連動して磨き残しを防げるような高機能のものもありますが、
大手メーカーのハイスペックモデル限定の機能となっています。
使い方もベーシックなものよりも複雑になるので、
電動歯ブラシ初心者の方は、基本の機能からお試ししてみることをおすすめします。
磨き方
電動歯ブラシには、大きく分けて「振動式」と「回転式」の2種類があります。
振動式はさらに「音波式」と「超音波式」に分けられますが、
どちらも共通するのは” 歯ぐきに優しい ”ことです。
歯周病などで歯ぐきが弱っている人でも使いやすく、しかもブラシの形が普通の歯ブラシに近いので、電動歯ブラシが初めての人でも違和感なく使えます。
そして回転式は、丸型のブラシが歯を包み込みながら磨くので、
” 歯垢除去力が高い ”という特徴があります。
歯科医院でクリーニングを受けた後のようなツルツル感を味わえるので、しっかり磨きたい派の人におすすめです。
どちらにもメリットがあるので、自分の好みや目的に合わせて選びましょう。
電源方法
もうひとつチェックしておきたいのは、「充電式」か「電池式」かです。
長期的に見れば電池の必要がない充電式の方がコスパがいいですが、外出先で使いたい場合は電池式の方が便利なことがあります。
例えば、出張先や旅行先で電動歯ブラシを使いたい時に、
充電器をわざわざ持ち歩くのは面倒だし、かさばるものです。
電池式なら外出先で電池を買うこともできますし、替えの電池をカバンに入れておいてもかさばりません。
自分が電動歯ブラシをどんな場面で使いたいのかをイメージして選ぶことが大切です。
2.1万円以下で買えるコスパ最強の電動歯ブラシ4選!
ここからは、さまざまなメーカーの電動歯ブラシを使ってきた私が選ぶ、
コスパ最強の電動歯ブラシをご紹介します。
商品名 | メーカー | 替えブラシの価格 | 付属品 | 駆動方式 | 電源方法 |
---|---|---|---|---|---|
オーラルB PRO500 | ブラウン | 700円〜800円 | ブラシヘッド2本 | 回転式 | 充電式 |
ソニッケアー イージークリーン | フィリップス | 1,000円〜1,200円 | ブラシヘッド1本 | 音波式 | 充電式 |
音波式電動歯ブラシ | オムロン | 600円〜800円 | ブラシヘッド1本/乾電池2個 | 音波式 | 電池式 |
ポケットドルツ | パナソニック | 500円〜600円 | ブラシヘッド1本 | 音波式 | 電池式 |

画像引用元:楽天
ブラウン オーラルB PRO500
BRAUN
8,778円 (税込)
<こんな人におすすめ>
・回転式をお試ししたい人
・歯垢をしっかり落としたい人
・磨く時に力が入ってしまう人
この商品は、
回転式の電動歯ブラシをリーズナブルな価格でお試ししてみたいという人におすすめです。
ベーシックモデルながらも、
歯垢除去力の高さは手磨きより99.8%もアップするので、虫歯予防・歯周病予防がしっかりできます。
また、
ぐきに強い圧がかかるとストップする機能が付いている歯ので、磨く時につい力が入ってしまう人も安心して使えます。

画像引用元:楽天
フィリップス ソニッケアー イージークリーン
フィリップス
5,821円 (税込)
<こんな人におすすめ>
・白い歯を目指したい人
・初めて電動歯ブラシを使う人
この商品は、音波水流の力で手の届きにくい部分の歯垢もスッキリ落としながら、
歯の美白ケアもできることが特徴です。
毎日の歯磨きで着色汚れを落としてくれるから、黄ばみが気になる歯も透明感のある歯に近づきます。
また、使いはじめから14回目にかけて徐々にパワーを上げていく機能が付いているので、電動歯ブラシの磨き心地に徐々に慣れていくことができます。

画像引用元:楽天
オムロン 音波式電動歯ブラシ HT-B211-W
オムロン
1,464円 (税込)
<こんな人におすすめ>
・安さにこだわりたい人
・外出先で使いたい人
オムロンの電動歯ブラシは、大手メーカーの商品の中でもトップクラスに安く、なおかつ品質もしっかりしています。
その中でもとくにリーズナブルなのがこの商品で、
音波振動の力で手みがきの約5倍の歯垢除去力がありながらも、気軽に購入しやすい価格となっています。
電池式なので、外出先で使いたい人にもぴったり。
単4形アルカリ乾電池2本で約2.5ヶ月間使用できます。

画像引用元:楽天
パナソニック ポケットドルツ
パナソニック
2,906円 (税込)
<こんな人におすすめ>
・電動歯ブラシを持ち歩きたい人
・口臭ケアもしたい人
この商品の大きな特徴は、コンパクトサイズで軽いので、ポーチに入れて持ち歩けるというところです。
付属品としてキャップが付いているので衛生的で、ランチの後にサッと歯磨きをしたい人にぴったりの商品です。
しかも、ブラシ背面に舌ブラシがついていて、舌表面の汚れをやさしく除去できるから口臭ケアもばっちり。
食後も爽やかな息で過ごせます。
3.どんな目的で使いたいか明確にしよう!
ここまでコスパのいい電動歯ブラシをご紹介しましたが、
実際に使ってみてどんな商品が「コスパ最高!」と感じるかは、人それぞれ違います。
ひとつの電動歯ブラシをできるだけ長く使いたいなら替えブラシの価格が重要ですし、
虫歯や歯周病の予防が目的の人は歯垢除去力が重要です。
その他、ホワイトニングや口臭ケアができるものなどプラスαの機能も、
使わなければ意味がありません。
コスパのいい商品を見極めるために大切なことです。
4.まとめ
1万円以下で購入できて、品質もしっかりしている電動歯ブラシをご紹介しました。
どの商品も価格以上の満足度を感じられるはずですが、
自分にとってどれが一番コスパがいいかは、
それぞれの目的によって違います。
コスパのいい電動歯ブラシの選び方をぜひ参考にして、
自分にとってコスパ最強の電動歯ブラシを見つけてくださいね。
ぜひ、まだ手磨きの方や買い替えで電動歯ブラシの良さを体感してみてくださいね(^^)