【解説】電動歯ブラシにホワイトニング効果はある?歯の黄ばみの仕組みについて

記事投稿日:2019年08月23日

記事更新日:2019年12月27日

ホワイトニング

電動歯ブラシ

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1.導入

強力に汚れを除去しむし歯や歯周病を予防する効果の高い電動歯ブラシ。

 

では、電動歯ブラシには歯を白くする
ホワイトニング効果」はあるのでしょうか?

 

電動歯ブラシは歯が白くなる!ならない!と色々な説がありますが、
今回は歯科医院に長年勤めていた私が電動歯ブラシのホワイトニング効果について徹底解説していきます!

はやみ すずか

ぜひ、電動歯ブラシの購入を考えている方は参考にしてみて下さい。


2.電動歯ブラシにホワイトニング効果はあるのか?

気になる電動歯ブラシのホワイトニング効果ですが、結論から言うと電動歯ブラシに歯を白くする“ホワイトニング効果”はありません。

 

ただ、電動歯ブラシの強力な洗浄力で歯の表面についていた落ちやすいステインや茶しぶなどが落ちて、
以前よりも自然な白さに感じるということはあります。
 

電動歯ブラシを使えば歯が白くなると思っていたのにがっかり…。
 
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
それにはさまざまな理由がありますので今回わかりやすく説明していきますね。

 

3.歯が黄ばんでしまう理由

歯が黄色っぽく、黒ずんだように見える2つの理由

1つ目は歯の“表面”に起こる問題

 

歯の表面に付着する「ステイン」は歯が黄ばんで見える大きな原因になっています。
 
ステインとは、コーヒーやワイン、紅茶やカレーなど食品に含まれるポリフェノールなどが歯に沈着して着色し汚れとなります。

 
 

2つ目が、歯の“内側”から起こっている問題

 

神経を抜いたことで変色したり、
子供の頃に使用した特定の抗生物質により歯が変色してしまった場合、
加齢によりエナメル質が薄くなり、象牙質と呼ばれる黄色い内部の層が表面に見えやすくなっているなど、
歯の内部から変色してしまっている場合です。
 
 
1つ目のステインによる着色汚れは、ある程度軽いものなら電動歯ブラシで落とすことが出来ます。
 
電動歯ブラシにホワイトニング効果がある!と言われるのは、この効果を指しているのです。
 
 
しかし、時間が経ってしまった頑固なステイン汚れや
2つ目の歯の内側から変色を起こしてしまっている場合は歯磨きで歯を白くすることは出来ません。

 

4.電動歯ブラシの仕組みと強み

電動歯ブラシの強みは“磨く”こと

高速振動で磨きにくいところの汚れも落としやすい

歯や歯ぐきに優しい機能付き

 

電動歯ブラシの大きな強みと言えば、
手磨きでは落しにくいプラーク(歯垢)もしっかりと除去出来る強力な洗浄力です。
 
 
現在主流の電動歯ブラシは
音波式歯ブラシ」というタイプのもので、
ブラシ部分がモーターで左右上下に細かく振動することで、汚れを浮かしながら
手磨きでは磨きにくい歯の間などのプラーク(歯垢)を落としてくれます。
 
 

さらには、電動歯ブラシの上位モデルになると電動歯ブラシで歯ぐきや歯を痛めないよう
押し付け防止センサー」や適切な時間で磨くための「タイマー機能」などより、
効果的に歯磨きが出来る機能が搭載しているのも大きな魅力です。
 
そのため、歯科医院でクリーニングをしてもらった時と同じような効果を自宅でもご自身で出来るようになりました。

 


  
このように電動歯ブラシは「歯磨き」を効率的にすることを目的として作られたため、
歯を白くするホワイトニング効果はありません。
 
 
ただ、細かい振動を出しながら強力なパワーで磨いてくれるため、
付き始めのステインや着色汚れは手磨きよりも落ちやすくなるので、
電動歯ブラシを使っていたら以前よりも自然な白さになったと感じる人もいるようです。

 

5.ホワイトニングの仕組み

歯を白くする「ホワイトニング」ですが、私たちが憧れる真っ白な歯にするためには
歯科医院でのホワイトニング専用の施術を受ける必要があります。
 
 
歯科医院で行うホワイトニングとは、専用のホワイトニングジェルにより
歯を漂白する審美目的の処置になり、歯科クリニックで行うオフィスホワイトニングや自宅で行うホームホワイトニングが当てはまります。
 
 

ホワイトニングでは、ホワイトニングジェルの主成分である
過酸化水素」や「過酸化尿素」に含まれる酵素を利用し、歯のエナメル質の中に入り込んでいる色素を強力に分解しながら“漂白”するため歯が白くなっていきます。
 
 

そのため、歯の表面だけをキレイにする歯科医院のクリーニングや電動歯ブラシのブラッシングとは違い、
ホワイトニングは歯の内側から漂白するために歯を白くすることが可能なのです。

 

電動歯ブラシ → 歯の表面をキレイにする

ホワイトニング → 歯の内側から漂白する

 
このように、電動歯ブラシとホワイトニングは仕組みがまったく異なるのです。

 

6.電動歯ブラシは初期のステインを除去する

 

先ほど説明したように、ステインは時間が経てばたつほど、
着色汚れとして歯に沈着していき自分の力では除去できなくなってしまいます。
 
 
しかし、早めの段階であれば自分の歯みがきで除去することが可能なので、
いかにステインを沈着させないように歯磨きをするかが歯を黄ばませないための近道です!
 
 
ブラウンから販売されているオーラルBの電動歯ブラシには
ホワイトニングブラシ」という特殊効果ブラシがあります。
 
通常のブラシの中にラバーカップと呼ばれるゴム状のブラシを入ったことで、
手磨きよりさらにステインを除去しやすくなりました。
 
 

よくコーヒーやワインなどの色素が強い食べ物を摂取される方にはおススメのブラシですよ。
 
 

しかし電動歯ブラシを使って正しく磨いても、
歯ブラシだけでは元の白さ以上に白くはできないということを覚えておきましょう。
 
 
ステインを落としたいからと、長時間磨いてしまったり、
必要以上に力を加えてしまっては歯を傷つける原因にもなってしまいます。

 
 

はやみ すずか

電動歯ブラシの役割は、プラーク(歯垢)を落とすこと
ということを頭に入れておきましょう。

 

7.まとめ

電動歯ブラシはプラーク(歯垢)を除去することを目的として作られているため、
残念ながら電動歯ブラシには歯を白くするホワイトニング効果はありません。

 
 
歯を内側から白くするには、
歯科医院などクリニックで専門のホワイトニング薬剤を使い内側から漂白するしか方法がないのです。
 
 
しかし、電動歯ブラシでも初期のステインはある程度落とすことが出来るため、
黄ばみ始めた歯を自然な白さに戻すことは出来ます。

 
 

はやみ すずか

頑固な着色汚れにしないためにも、
普段から意識して電動歯ブラシで効率的な歯磨きをしていきましょうね!

 


はやみ すずか

元歯科衛生士の目線から見たオススメの電動歯ブラシをご紹介!
ぜひ、まだ手磨きの方や買い替えで電動歯ブラシの良さを体感してみてくださいね(^^)